2025年2月12日~15日に米国フロリダ州・Charlotte Harborで開催されたThe Macula Society 48th Annual Meetingに参加・発表してきました。Macula Societyは世界最高峰の黄斑研究会であり、今回私はCSCに対するPDT後の広角脈絡膜解析に関する研究発表を行いましたが、琉大眼科の一連の仕事は世界的にも高く評価されており、とても嬉しく思いました。また今回は恐れ多くもCSCのシンポジウムでパネリストにも選んで頂き、貴重な経験となりました。自身の発表以外でも、近々日本にも導入が見込まれる萎縮型加齢黄斑変性の新規治療や各種疾患への遺伝子治療の最先端の話題など、日本ではなかなか聴けない情報を多く得ることが出来、非常に収穫の多い渡航となりました。
私が幸運にもメンバーに選んで頂き、初めてMacula Societyに参加したのが2015年、今からちょうど10年前の42歳の時でした。若い時から参加できたことで顔馴染みも増え、最近はfirst nameで呼んでもらえることも多くなりました。早くから人脈形成を行うことができるだけでなく、ひいては日本の眼科学の発展につながると信じますので、国際的な舞台での活躍を夢見る若い先生こそ、是非チャレンジして頂きたいと思っています。これからも組織の壁を越えて、気概のある若手を応援していく所存です。(古泉英貴)