2022年6月8日(水)~11日(土)にドイツ・ベルリンで開催されたThe Macula Society 45th Annual Meetingで発表をしてきました。実に2年5ヵ月ぶりの海外出張で、大学もコロナ禍以降前例がないとのことで参加を迷っていましたが、同行の先生方にも背中を押して頂き、思いきって渡航しました。ドイツ入国はワクチン接種証明のみでOK、街は9割ぐらいがノーマスクに見えました。さすがに会場ではマスク着用が義務付けられ、従来の半分ほどの参加者の印象でした。日本からは岸名誉教授(群馬大)、大野教授(東京医歯大)、近藤教授(三重大)、古泉の4名が発表しましたが、日本の研究レベルの高さやプレゼンスをアピールでき、大変有意義な時間でした。海外の多くの友人達とも久しぶりにin personで交流することができ、やはりweb学会は様々な意味で限界があることを再認識した次第です。学会の内容も素晴らしかったのですが、今回は何といっても大野教授が日本人初のGass Medalを受賞され、自分のことのように誇らしい出来事でした。今回は渡航準備の段階から4人で密に情報交換を行い、それぞれの発表の応援をし、まさに戦友のような気分でした。現地でも学術的なことだけでなく、教室運営に関しても十分に意見交換を行うことができたのも収穫でした。もう世界はポストコロナにむけて既に動き出しています。今の鎖国のような状態から一日でも早く脱却し、教室の先生方が世界に向けて羽ばたける環境づくりを行っていきたいと思います。(古泉英貴)
【The Macula Society 45th Annual Meeting 参加報告】
琉球大学医学部 眼科