2019年7月19日(金)・20日(土)にロイトン札幌で開催された第36回日本眼循環学会に参加してまいりました。眼循環学会では、網膜・脈絡膜・視神経乳頭の循環に関する臨床・基礎の研究成果や、OCT angiographyなど最新機器の臨床応用についての発表・討論の場となっております。
琉大からは今永先生が「CSCにおける強膜厚の検討」について発表され、私、大城は「BRVOに対して抗VEGF薬投与後急速に増殖膜を形成した1例」の症例報告をさせていただきました。今永先生の演題は、学会前日に行われたpachychoroidに関する研究会でも紹介されるほど注目度が高く、講演後は各施設からの質疑で活発な討論が行われました。私の症例報告は、学術展示で40分間質疑応答の時間が設けられており、とても緊張しましたが、他施設の先生方からも多くをご教授頂き、貴重な経験となりました。古泉教授が座長を務められたコ・メディカルのための教育セミナーでは、眼科医と視能訓練士がそれぞれの立場から病態に基づく撮影ポイントなどを若手医師にもわかりやすく説明して下さりました。北大の石田教授が今回最も力を入れていたセミナーとのお話もあり、大変充実した内容でした。
懇親会では、第一線で研究をされている先生方のお話をお聞きすることができ、自身のビジョンも膨らむ刺激的な機会となりました。学会の後はビアガーデンで地ビールを頂いたり、ジンギスカン、スープカレー、海鮮(本当に美味しかった!!)など、北海道グルメも満喫できました。
はじめての学会参加・発表でしたが、古泉教授、今永先生はじめ医局の先輩方に多くをご指導頂き、実り多い経験をさせて頂きました。心より御礼申し上げます。また日頃、古泉教授から勉強会や外来の合間に教えて頂く事や、専門外来宛の紹介状への返書作成を通して勉強した事柄が学会でのトピックとしてあがっており、忙しい日常業務の中でも最新の知識にふれることができる環境に改めて感謝するとともに、明日からもより一層頑張ろう!と決意新たに帰路につきました。(大城 綾乃)