2024 年 11 月 14 日から 11 月 17 日に京都国際会館で開催された日本臨床眼科学会に参加してきました。
当院からは寺尾信宏先生のランチョンセミナー「知れば知るほど使いたくなる!OCT/OCTA の活かし方」、宮良安宣先生の一般講演「ステロイド起因性中心性漿液性脈絡網膜症における渦静脈吻合と脈絡膜血管対称性」、安次嶺僚哉先生の一般講演「水晶体融解性ぶどう膜炎」の発表がありました。一般講演の宮良先生、安次嶺先生は各分野のベテランの先生方からの質疑にも堂々と対応されており感銘を受けました。後日オンデマンド配信のみのセクションではございますが教授の古泉英貴先生のインストラクションコース「実践、眼底自発蛍光」も予定されており、受講できるのを楽しみにしております。
臨眼は眼科学の幅広い演題が集まり、一般講演のみならずシンポジウム、インストラクションコースやランチョンセミナーなど様々なプログラムが用意されていました。非専門医向けの講演も多数あり、眼科一年目の私にとっても非常に勉強になりました。残念ながら満員のため受講できなかった講演や興味のある講演の開催時間が重なったために受講を見送ったものもあるので、後日のオンデマンド配信を是非聴講したいと思います。
赤坂島崎眼科/東京歯大の島崎潤先生の特別講演「角膜の外科治療の進歩と課題」では角膜移植の術式の進化や難治性角膜疾患に対する治療の取り組みから今後の角膜領域の展望まで知ることができ非常に勉強になりました。当院では角膜疾患への外科的治療は行っていないため、学会参加することで普段の診療の中では出会う機会の少ない領域についての知見を得る機会となり、非常に興味深く有意義な時間となりました。
最後にはなりますが、学会長の外園千恵先生をはじめとした本学会の運営に関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。今回参加した学会を通して学んだことを毎日の診療に取り入れて活かしていきたいと思います。また、私と同じく若手ながら意欲的に発表していた先生方のように精進してまいります。(赤嶺もな)