【The 46th Annual Macula Society Meeting 参加報告】

琉球大学医学部 眼科

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【The 46th Annual Macula Society Meeting 参加報告】

2023年2月15日~18日に米国フロリダ州Miami Beachで開催されたThe 46th Annual Macula Society Meetingで参加・発表をしてきました。Macula Societyは世界でも最高峰の黄斑専門部会であり、メンバーになるには厳しい条件をクリアする必要があります。その分、ここで初めて公にされるような最新の治療や新しい疾患概念に関する話題を聴くことのできる、私自身も年間で最も重視している学会です。今回の日本からの発表者は秋山英雄教授(群馬大)、石田晋教授(北大)、大野京子教授(東京医科歯科大)、小沢洋子先生(聖路加国際病院)、近藤峰生教授(三重大)、古泉の6名でしたが、皆がレベルの高い発表と質疑をこなし、Team Japanの力を存分に見せられたのではないかと思います。萎縮型加齢黄斑変性の新規治験や、滲出型加齢黄斑変性の遺伝子治療などの新しい情報も得ることができました。もはや誰もコロナを気にしておらず、マスクをしている人は皆無でした。海外の友人との再会や、新しい出会いもあり、毎日充実していました。現在、多くの国内外の学会がコロナ禍の収束と共にvirtual形式の限界に気づき、以前のようなin person meetingに回帰してきており、琉大眼科も国際的なアピールをさらに精力的に行っていきたいと思います。また日本の若い先生方からも、一人でも多くこの場で活躍できる人材が出てくることを願っています。(古泉英貴)