2022年11月18日~20日に台北で開催された15th Asia-Pacific Vitreo-Retina Society (APVRS)に参加してきました。ご存じの通り、沖縄と台湾はとても近いのですが、コロナ禍の影響で約4年ぶりの再訪となりました。温暖な気候を初め、沖縄ともどことなく雰囲気が似ており、個人的にも大好きな場所です。台湾は約1か月前に入国制限がほぼ解除されたばかりでしたが、約1000人の現地参加があったとのことで、パンデミック前を彷彿させる賑わいでした。
今回はpachychoroid diseasesのシンポジウムでの発表でしたが、琉大眼科の研究が世界的にも大きなインパクトを与えており、チームの一連の仕事が着実に実を結んでいることを確認できました。他のプログラムも非常にレベルが高く、多くの新しい知見を得ることができました。何よりもアジア各国の友人達にも久しぶりに会うことができ、やはり昨今のvirtualの学会では得難いものがあることを再認識した次第です。
アジアの学会は初対面の先生でも非常にフレンドリーに接してくれますし、英語のハードルも欧米の学会ほど高くないので、国際舞台での経験を積んでみたい若い先生のチャレンジにはとても良い機会だと思います。沖縄はアジアでも有数のリゾートアイランドとして広く知られており、今後の研究を進める上でも大きなメリットがあると改めて感じました。
間もなく年の瀬となりますが、来年も皆で力を合わせて、琉大眼科からさらに良い仕事を発信できるように尽力していきたいと思います。(古泉英貴)