2018年4月19日から22日に第122回日本眼科学会総会が大阪で開催されました。基礎研究から臨床研究の両方およぶ幅広い講演、発表が特徴で、眼科の学会の中ではメジャーな学会の一つです。今回も初日から多くの参加者で盛況でした。二つの会場で計14のブースに分かれ、18テーマのシンポジウム、5つのinternational symposiumに加え、551題の一般演題が発表されました。開催する総会長の井上幸次先生(鳥取大学)の「眼科にとってサイエンスは大事で、サイエンスにとっても眼科は大事」のお考えのもと、学会のテーマは「目を極める サイエンスが見える」でした。
琉球大学眼科と関連病院からも多くの先生が参加し、それぞれの先生の専門分野や興味のある分野を勉強しました。今回の学会では私自身が当科で行っている緑内障手術後の画像検査について、学術展示で発表を行いました。進行役の座長や聴講する参加者との距離がすごく近く緊張もある中、質問にも答えることができ、無事に終えることができました。また学会のプログラム以外の勉強会に参加しました。専門外の分野である加齢黄斑変性について基本から学ぶ機会を得たことに加え、他大学の先生方との交流を持つことができ、とても有意義な会でした。古泉教授は「ポリープ状脈絡膜血管症」のセッションで座長を、さらにサブスペシャリティサンデーの「メディカル網膜治療の新しい考え方」というプログラムにて講演されました。
金曜日の夜には、医局員で会食しました。串揚げとお酒で大阪の夜を満喫しました。とても美味しく食べやすかったので、結構な量でしたが皆が完食しました。その後も他大学、他施設の先生方と合流し、親睦を深めることでき、とても楽しい夜となりました。
会期中は朝から夕方までプログラムが組まれており、質・量ともに盛りたくさんの内容でした。多くの事を勉強、吸収できたので非常に充実した学会でした。この経験を明日からの診療と研究に活かしていきたいと思います。(新垣淑邦)