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琉球大学医学部 眼科

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【第88回九州眼科学会参加報告】

5月25日から5月27日まで長崎市で開催された九州眼科学会に参加してきました。全国的に地域単位の眼科学会がなくなっていく中、唯一行われている伝統ある地方学会です。九州・沖縄の地方都市で行われ、若い新人の学会発表の登竜門として、さらに九州の各大学の懇親の場として、私自身非常に楽しみにしている学会の一つです。発表は全て口演で行われ、学術展示がないことも特徴で、会場も1部屋しかなく、必然的に各大学の教授に講演を聞いていただき、そして質問や助言を受けることができ、非常に教育に力が入っているのも特徴です。

琉球大学からは古泉教授、酒井先生、湧川先生、今永が参加してきました。湧川先生は原田病に対する新しい治療について、私はサイトメガロウイルス網脈絡膜炎に対する手術について、ぶどう膜炎専門である九州大学園田教授の座長の元、緊張もあるなか無事に終えることができました。特に湧川先生は2年目とは思えぬ堂々とした発表と質疑応答で、今後の学会発表の自信になったのではないかと思います。また古泉教授は「網膜・視神経」分野での座長に加え、特別講演として「加齢黄斑変性の病態と治療」について講演されました。加齢黄斑変性に対する治療として、病態に即したより良い治療戦略について、データをもとに非常にわかりやすく講演いただきました。日常臨床から得られた知見から如何にして病態を理解し最適な治療を模索していくか、大変ではありますが非常に意義のあることと再認識しました。

また、学会といえば夜!です。オコゼ料理、くじら、長崎牛など、長崎の夜を満喫。懇親会では世界新三大夜景に選ばれた絶景の会場で、龍踊りを拝見しました。沖縄にいるとなかなか接することのない他大学の先生とも話ができ、楽しい学会となりました。来年は大分県での開催となり、託児所の設置も検討いただけるようです。

明日から役に立つ知識やちょっとした工夫、見落としがちな症例など、地方会ならではの多くの講演を聞くことができ非常に勉強になりました。これからも古泉教授のもと様々なことを探求し、学術研究に貢献できるように努力していきたいと思います。(今永直也)

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【ARVO2018参加報告】

4月27日から5月2日までホノルルで開催されたARVO (The Association for Research and Ophthalmology) に参加してきました。ARVOの前には現地のGregg T. Kokame先生のクリニックの25周年記念講演会がハレクラニホテルであり、ポリープ状脈絡膜血管症に関する招聘講演を行いました。名立たる海外の大御所が目の前で多数聴講しており、久し振りに緊張しましたが、非常に良い経験となりました。引き続いてのARVOでは連日paperおよびposter presentation、SIG (special interest group)、award lectureなどの興味深い内容が目白押しで、新しい知見も多く得られ、大変有意義な出張でした。今回は琉球大学への着任間もないこともあり私一人での参加になりましたが、他大学の先生方や海外の友人との旧交も十分に温めることができました。やはりARVOはカジュアルでありながらサイエンスレベルが高く、若い先生にとっては本当に刺激が得られる学会です。これから琉球大学の医局員と力を結集し、国内にとどまらず、世界に向けて精力的にチャレンジをしていきたいと思います。(古泉英貴)

 

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【第122回日本眼科学会総会参加報告】

2018年4月19日から22日に第122回日本眼科学会総会が大阪で開催されました。基礎研究から臨床研究の両方およぶ幅広い講演、発表が特徴で、眼科の学会の中ではメジャーな学会の一つです。今回も初日から多くの参加者で盛況でした。二つの会場で計14のブースに分かれ、18テーマのシンポジウム、5つのinternational symposiumに加え、551題の一般演題が発表されました。開催する総会長の井上幸次先生(鳥取大学)の「眼科にとってサイエンスは大事で、サイエンスにとっても眼科は大事」のお考えのもと、学会のテーマは「目を極める サイエンスが見える」でした。

琉球大学眼科と関連病院からも多くの先生が参加し、それぞれの先生の専門分野や興味のある分野を勉強しました。今回の学会では私自身が当科で行っている緑内障手術後の画像検査について、学術展示で発表を行いました。進行役の座長や聴講する参加者との距離がすごく近く緊張もある中、質問にも答えることができ、無事に終えることができました。また学会のプログラム以外の勉強会に参加しました。専門外の分野である加齢黄斑変性について基本から学ぶ機会を得たことに加え、他大学の先生方との交流を持つことができ、とても有意義な会でした。古泉教授は「ポリープ状脈絡膜血管症」のセッションで座長を、さらにサブスペシャリティサンデーの「メディカル網膜治療の新しい考え方」というプログラムにて講演されました。

金曜日の夜には、医局員で会食しました。串揚げとお酒で大阪の夜を満喫しました。とても美味しく食べやすかったので、結構な量でしたが皆が完食しました。その後も他大学、他施設の先生方と合流し、親睦を深めることでき、とても楽しい夜となりました。

会期中は朝から夕方までプログラムが組まれており、質・量ともに盛りたくさんの内容でした。多くの事を勉強、吸収できたので非常に充実した学会でした。この経験を明日からの診療と研究に活かしていきたいと思います。(新垣淑邦)

 

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【めんそ~れ!古泉英貴先生!:琉球大学眼科学講座教授就任祝賀会】

4月8日に古泉英貴教授就任祝賀会をザ・ナハテラスにて執り行いました。県内外より多くの皆様にお越し頂き、計174名のご列席を賜りました。4月の沖縄としては最高気温が19度と肌寒い週末でしたが、皆様の祝福ムードで会場は温かく、和気藹々とした和やかな会となりました。

ウェルカムドリンクのシャンパンで既にほろ酔い気分の中で開式を迎え、琉球大学を代表し、石田肇先生(琉球大学大学院医学研究科長)、藤田次郎先生(琉球大学附属病院長)より素敵なご挨拶を頂きました。その後、知念靖先生(沖縄県眼科医会会長)より乾杯の音頭を頂戴した後、医局員より教授へ祝賀ムービーの上映をさせて頂き、会場は更に盛り上がりました。

皆様を代表して、大鹿哲郎先生(筑波大学眼科教授)、小椋祐一郎先生(名古屋市立大学眼科教授)、木下茂先生(京都府立医科大学感覚器未来医療学教授)、外園千恵先生(京都府立医科大学眼科教授)、飯田知弘先生(東京女子医科大学眼科教授)よりご祝辞を賜りました。非常に御高名な先生方にお会いすることができ、医局員一同、心より光栄でございました。先生方、ご多忙の中、沖縄までお越し頂き誠に有難うございました。また、海外の著名な先生方からのビデオレターも多数届き、なんとも豪華な先生方からのメッセージに驚愕、古泉先生への敬意が増すばかりです。

古泉英貴先生は2017年10月より琉球大学眼科学講座の教授に就任されました。現在45歳、日本で最年少の眼科教授でおられます(2018年4月現在)。我々医局員は「新教授の就任」に際し、今後どのような医局になってしまうのか、怖い先生だったらどうしようと不安を抱えておりましたが、古泉先生にお会いし、それらの不安はすぐに吹き飛びました。我々の前に現れた古泉先生はとても穏やかで、高身長にも関わらず威圧感は一切なく、物腰は柔らかかつ謙虚で、ジェントルマンなお方でございました。古泉先生自らフレンドリーに医局員へ接して下さり、琉大医局の雰囲気を変えることなく自然と馴染んで下さいました。

就任早々、医局員の業務体制や県内の眼科事情、若手医師の指導、学生・研修医のリクルートなど様々な方面に目を向け、皆にとってより良い環境となるよう率先して行動して下さり、この半年間で様々な改革・改善が進んでいます。毎週の症例検討会や、若手医師の教育、検査技師への指導など、医局のレベルアップはもちろんのこと、沖縄全体の医療水準を向上すべく、様々な講演会の企画、地域医療の連携にも熱心に力を注いでおられます。(中でも特に驚いたのは、患者様を御紹介頂いた他院の先生方により疾患への知識を深めて頂こうと、我々が作成した下書きに教授自ら赤ペン先生の如く、直筆で添削を行い、添付データの確認までして下さるのです…!)

古泉先生の語る眼科の魅力に引き込まれ、眼科に興味を持つ学生さんや研修医の先生が確実に増えたことを感じます。既に医局へ多数の問い合わせがあり、琉大眼科の今後が大変楽しみでなりません。古泉先生と共に沖縄県の医療水準の向上、そして琉球大学の発展のために我々も精進して参ります。

最後になりますが、改めまして、古泉英貴教授、琉球大学へようこそいらっしゃいました。益々のご活躍とご清祥を医局員一同、心よりお祈り申し上げます。(湧川空子)

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【教授室にて新入医局員に白衣贈呈式】

今年度の新入医局員の2名の先生方にClassicoの白衣をプレゼントしました。古泉の琉大眼科着任にあたり医局員皆で作成した、お揃いのロゴと名前入りです。新米教授の率いる医局にようこそお越し下さいました。先生方が健やかに、日々喜びを感じながら眼科医人生を歩んでいけるよう、最大限のサポートをしていきたいと思います。(古泉英貴)