教授あいさつ

講座紹介

ようこそ、琉球大学眼科へ

皆様、この度は琉球大学眼科のホームページにお越し頂き誠に有り難うございます。2017年10月より着任致しました古泉英貴と申します。素晴らしい御縁を頂き大変光栄であると同時に、沖縄県内の最終医療機関であり、かつ唯一の大学医学部の教室を預かる大きな重責を感じています。

私は京都生まれの京都育ち、生粋の京男です。米国ニューヨークを経て、2012年から5年余り東京で奉職し、この度御縁があり当教室を主宰させて頂くこととなりました。臨床での専門は黄斑疾患・網膜硝子体疾患の診断と治療、網膜硝子体手術です。その中でも特に欧米での失明原因の第一位であり、高齢化社会の到来と共に日本でも急増中の加齢黄斑変性に関してはトップクラスの治療経験を有しており、病態に基づいた最適治療を提供していると自負しています。他施設では診断のつかない難しい症例に関する診療経験も豊富に有しています。研究面では非侵襲的眼底イメージングの開発および臨床応用を長年ライフワークとして取り組んでおり、国際的なインパクトの高い業績を多数報告して参りました。米国、欧州、アジア太平洋地域など、海外での招聘講演も多数経験しています。

琉球大学に赴任し、2023年10月の時点で早くも6年が経過致しました。医局員は人格的にも素晴らしく、高い臨床能力を持っており、若手医師や学生の教育にも情熱を持って取りんでいます。この沖縄の地において皆で力を結集し、地域医療への貢献はもちろんのこと、琉球大学眼科を診療、研究、教育のいずれにおいても、日本国内にとどまらず、世界に誇れる教室にするのが目標であり、スピード感を持って様々な改革を行っています。2025年には待望の医学部・琉球大学病院の完全移転を控えており、理想の未来像を描きながら鋭意準備を進めています。

ホームページを御覧になり、当科に御興味のある研修医の先生方、学生の皆様、より高度な専門分野の臨床や研究をしたい先生方、是非どんな小さなことでも構いませんので、私まで御連絡下さい。私は現在50歳、今でも全国最年少の眼科主任教授の一人です。皆様と考え方も近く、様々な面で柔軟な発想を持ち合わせていると自負しています。眼科は医療技術の進歩が患者さんのQOL改善に直結し、喜びを共有できる本当に素晴らしい科です。当科は各専門領域においてスペシャリストを有し、手術室での年間手術件数も2000件を超えており、他施設と比較しても経験できる症例数とバリエーションは非常に充実しています。また御存知の通り、沖縄は初期研修の場としても全国的に高い人気を誇っています。沖縄の人々の優しさ、穏やかな気候、素晴らしい文化に触れながら、多くの患者さんの治療に携わり、共に眼科学の新しい未来を作って行きましょう。

皆様が我々の仲間になってくれることを、心からお待ちしています。

古泉 英貴

琉球大学大学院医学研究科
医学専攻眼科学講座教授
古泉 英貴

Hideki Koizumi, M.D., Ph.D.,
Professor and Chairman

略歴
  • 1998年京都府立医科大学卒業、
    同眼科研修医
  • 2006年米国Manhattan Eye,
    Ear and Throat Hospital研究員
  • 2009年京都府立医科大学眼科 助教
  • 2012年東京女子医科大学眼科 助教
  • 2016年同 講師
  • 2017年琉球大学大学院医学研究科
    医学専攻眼科学講座 教授

教室運営にあたって /古泉 英貴